倉敷市連島町西之浦の高台にある旧中山家住宅(国登録有形文化財)の見学会のお誘いです。築100年の中山家住宅の修理がやっと今年3月に終わりました。当日は保存会メンバーが屋敷内のご案内をいたします。
地元では、連島御殿と呼ばれており、その実体が不明だった屋敷です。武家屋敷を思わせる近代和風住宅(明治~大正)に、施主である実業家・中山説太郎が住んだのは、戦後亡くなるまでの15年間だけで、留守居は、父君→養女の夫君→長男が担っていました。年に2,3回の帰郷時には、留守居や使用人たちが、万全の準備をして「殿のお帰り」を出迎えたようすが伝わっています。陣屋勤めの下級武士の家に生まれた説太郎が、明治の荒波の実業界で財を成し、屋敷持ちに昇りつめた物語がここにあります。
冊子と写真集(無償提供です)を片手に、思いを馳せてみませんか?